六価クロムで赤く輝く下半田川

少し前に　中国の七色に輝く河川　
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html

というのが話題を呼んだが
万博で大規模な造成が行われたためか
愛知県の下半田川が赤く染まっている写真がＷＰＢに

猛毒の赤い川

として掲載された。
記事によるとどうやら
原因物質は重クロム酸イオン（いわゆる６価クロム）で
原因とされるフェロシルトを投棄したのは石原産業
ということらしい。
わざわざ大雨の時期を狙って投棄したのかもしれない
（雨で薄まれば数値は小さくなる）
万博に水を差さないように行政も見て見ぬふりなのかもしれないが
たとえ基準値を下回っていたとしても
大量の有害物質が環境に放出されれば
農作物や魚介類を通じて行き着く先は・・・・・
中国のことをとやかくいってる場合じゃないですよ　

ちょっと調べてみたところ
この　フェロシルト　というシロモノ
結構問題があるみたいです
化学毒性だけでなくて放射能まであるとか

http://www.ktroad.ne.jp/~tera-t/net/akenminh/kou-2/feroshi/yobi.pdf

http://homepage3.nifty.com/aichigomi/

http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/anshin-media.felohodo.htm

http://www.jcp-gifu.jp/kani/topics/data1/050520-000134.html

なんでもリサイクルすればよい　というものではないですね
有害物質や放射性物質のリサイクルなど言語道断
やっぱりいろんな利権とか行政の暗部とか問題の根が深いのかな

実際これだけ危険なものが放置されているのに
マスコミでほとんど問題になっていないし反響もほとんどない
環境問題をテーナにした万博会場の近くで
これほど危険な環境汚染が進行しているのに行政の反応も鈍い
少なくとも環境中に流出しないような屋内に保管すべきではないのか
放射能や６価クロムを含んだ産業廃棄物（実質そうでしょ）が
屋外に放置されていること自体尋常ではない
水俣病やイタイイタイ病だって早期に対策を行えば
あれほどの事態は防げたはずだし
行政の危機意識のなさはあきれるしかない

ふと思ったのだがこの問題　環境意識の高い首都圏や関西なら
もっと大問題になってるんじゃないだろうか
これだけ危険なモノが放置されているのに動かない
この地区の行政は企業が殿様なんだろう
万博のためには住民の命などどうでもいいらしい